【2025年最新】ポータブル電源おすすめ15選|防災士が選ぶ容量別ベストバイ


なぜ今、ポータブル電源が必要なのか

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30代主婦

最近、台風や地震のニュースを見るたびに不安になります。停電になったらスマホも充電できないし、冷蔵庫の食材も心配…。ポータブル電源って本当に必要でしょうか?

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防災アドバイザー

その不安、とてもよくわかります。実は2024年の能登半島地震では、最長2週間の停電が発生しました。ポータブル電源があれば、スマホ充電はもちろん、冷蔵庫や医療機器も動かせます。家族構成に合わせた選び方をご案内しますね。

2023年の台風13号では、千葉県で 最大64万世帯が停電 し、完全復旧まで2週間以上かかりました。

この時、ポータブル電源を持っていた家庭では、情報収集、連絡手段の確保、最低限の家電使用が可能でした。

⚠️ 注意

総務省の調査によると、大規模災害時の停電復旧には平均 96時間(4日間) かかります。この期間を乗り切るための電源確保は、もはや「贅沢品」ではなく「必需品」です。

ポータブル電源の選び方:5つの重要ポイント

1. 容量(Wh)の選び方

ポータブル電源容量別の使用時間目安

容量家族人数使用可能時間動かせる家電例価格帯
〜500Wh1-2人1-2日スマホ、LED照明、扇風機3-5万円
500-1000Wh2-3人2-3日上記+ノートPC、小型冷蔵庫5-10万円
1000-2000Wh3-4人3-5日上記+電子レンジ、炊飯器10-20万円
2000Wh〜4人以上5日以上ほぼ全ての家電20万円〜
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情報

必要容量(Wh)= 使いたい家電の消費電力(W)× 使用時間(h)× 1.2(効率)

例:スマホ充電(10W)× 4台 × 3日間 = 10 × 4 × 24 × 3 × 1.2 = 3,456Wh

2. 出力(定格/瞬間最大)の確認

⚠️

注意

容量が大きくても、出力(W)が小さいと使える家電が限られます。

  • 電子レンジ:700-1000W
  • ドライヤー:600-1200W
  • IHコンロ:1000-1400W 必ず「定格出力」を確認しましょう。

3. 充電方法の多様性

理想的なポータブル電源は 3way充電 に対応:

STEP 1

平常時のメイン充電方法。フル充電まで4-8時間。

STEP 2

停電時の生命線。100Wパネルで10-20時間。

STEP 3

避難時の車中泊で活用。充電速度は遅め。

4. 安全性(BMS搭載必須)

  • BMS(バッテリー管理システム)搭載
  • 過充電・過放電保護
  • 温度管理機能
  • PSEマーク取得
  • 防火性能(UL94-V0)

5. バッテリーの種類と寿命

👉

ポイント

  • 寿命:3,000回以上(10年以上使用可能)
  • 安全性:発火リスクが極めて低い
  • 温度耐性:-20℃〜60℃で使用可能
  • 残存容量:10年後も80%以上

2025年最新!容量別おすすめポータブル電源15選

【小容量】500Wh以下部門 BEST3

第1位:Anker 521 Portable Power Station

⚡ コンパクト最強モデル

容量:256Wh / 定格出力:200W 価格:29,900円

特徴:

  • 重量わずか3.7kg
  • USB-C 60W対応でノートPCも充電可能
  • 5年保証付き
💡 ワンポイントアドバイス
  • 一人暮らしの方
  • 車中泊やキャンプでも使いたい方
  • まずは手軽に停電対策を始めたい方

第2位:Jackery ポータブル電源 400

容量:403Wh / 定格出力:200W 価格:49,300円

第3位:EcoFlow RIVER 2

容量:256Wh / 定格出力:300W 価格:29,900円

X-Boost機能で最大450Wの家電も使用可能。

【中容量】500-1000Wh部門 BEST5

第1位:EcoFlow RIVER 2 Max

🏆 編集部イチオシ!バランス最強

容量:512Wh / 定格出力:500W(X-Boost時1000W) 価格:64,900円

EcoFlow RIVER 2 Maxの特徴

なぜ1位なのか:

  1. 業界最速充電:60分で0→100%
  2. X-Boost機能:定格以上の家電も使用可能
  3. アプリ連携:スマホで遠隔操作
  4. 静音設計:30dB以下
  • スマホ4台:1日2回充電 ✓
  • LED照明:8時間/日使用 ✓
  • 扇風機:6時間/日使用 ✓
  • ノートPC:4時間/日使用 ✓ → まだ30%の残量あり!

第2位:Anker 535 Portable Power Station

容量:512Wh / 定格出力:500W 価格:64,900円

第3位:Jackery ポータブル電源 708

容量:708Wh / 定格出力:500W 価格:79,800円

第4位:BLUETTI EB70S

容量:716Wh / 定格出力:800W 価格:79,800円

第5位:PowerArQ 2

容量:500Wh / 定格出力:300W 価格:59,800円

【大容量】1000-2000Wh部門 BEST4

第1位:EcoFlow DELTA 2

🔥 ハイパワーNo.1

容量:1024Wh / 定格出力:1500W(X-Boost時1900W) 価格:143,000円

圧倒的な性能:

  • 電子レンジ(700W):約1.2時間使用可能
  • 冷蔵庫(150W):約5.5時間使用可能
  • IHコンロ(1000W):約50分使用可能

第2位:Jackery ポータブル電源 1500

容量:1534Wh / 定格出力:1800W 価格:179,800円

第3位:BLUETTI AC200P

容量:2000Wh / 定格出力:2000W 価格:239,800円

第4位:Anker 757 Portable Power Station

容量:1229Wh / 定格出力:1500W 価格:169,900円

【超大容量】2000Wh以上部門 BEST3

第1位:EcoFlow DELTA Pro

容量:3600Wh / 定格出力:3000W 価格:440,000円

⚠️

注意

重量45kgと非常に重いため、設置場所を決めてから購入しましょう。キャスター付きですが、階段の移動は2人必要です。

ソーラーパネルとの組み合わせ

おすすめソーラーパネルセット

セット商品パネル出力充電時間価格おすすめ度
EcoFlow 110Wパネル110W5-10時間33,000円★★★★★
Jackery SolarSaga 100100W6-12時間34,800円★★★★☆
BLUETTI PV200200W3-6時間59,800円★★★★☆
💡 ワンポイントアドバイス
  1. 変換効率:20%以上が理想
  2. 防水性能:IP65以上推奨
  3. 折りたたみ式:収納性を重視
  4. 互換性:MC4コネクタ対応を確認

実践的な使い方ガイド

停電時の優先順位

STEP 1

医療機器、CPAP、酸素濃縮器など

STEP 2

スマートフォン、ラジオ、Wi-Fiルーター

STEP 3

LED電球、懐中電灯の充電

STEP 4

冷蔵庫(間欠運転で節電)

STEP 5

扇風機、電気毛布、小型ヒーター

節電テクニック

  • 冷蔵庫は2時間ごとに30分運転
  • スマホは省電力モード必須
  • LED照明に統一(消費電力1/10)
  • 使わない機器はコンセントから抜く
  • 昼間はソーラー充電を最大活用

メンテナンスと保管方法

長期保管のポイント

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情報

  1. **残量60-80%**で保管
  2. 3ヶ月に1回は充放電
  3. 直射日光を避けて涼しい場所に
  4. **湿度40-60%**が理想的
  5. 説明書と一緒に保管

よくある質問

よくある質問

Q1. マンションでも使用できますか?
はい、使用可能です。ただし、ベランダでのソーラー充電は管理規約を確認してください。室内使用では換気に注意し、可燃物から離して設置しましょう。重量があるため、耐荷重も確認が必要です。
Q2. 発電機とポータブル電源、どちらがいい?
状況によります。ポータブル電源は静音・排気ガスなし・室内使用可能が利点。発電機は長時間・大電力使用に向いています。マンションや住宅密集地ではポータブル電源、一戸建てで屋外スペースがあれば両方の併用が理想的です。
Q3. 中古のポータブル電源を買っても大丈夫?
おすすめしません。バッテリーの劣化状態が不明で、保証も受けられません。特に安全装置(BMS)の動作確認ができないため、発火リスクもあります。災害時の命綱となる機器は、必ず新品を正規店で購入しましょう。
Q4. 車のバッテリーで代用できる?
緊急時の一時的な使用は可能ですが、推奨しません。車のバッテリーは始動用で、深い放電に弱く寿命が短くなります。また、インバーターが必要で効率も悪いです。専用のポータブル電源の方が安全で経済的です。
Q5. 何年くらい使えますか?
リン酸鉄リチウム電池なら10年以上使用可能です。三元系リチウムでも5-7年は使えます。ただし、3ヶ月に1回の充放電メンテナンスが条件です。毎日使用する場合は、サイクル回数(充放電回数)で寿命が決まります。

まとめ:あなたに最適なポータブル電源は?

家族構成別おすすめモデル

  • 一人暮らし:Anker 521(256Wh)で十分
  • 2-3人家族:EcoFlow RIVER 2 Max(512Wh)がベストバランス
  • 4人家族:EcoFlow DELTA 2(1024Wh)で安心
  • 大家族/在宅医療:DELTA Pro(3600Wh)で完璧

ポータブル電源は「転ばぬ先の杖」です。

停電してから慌てても遅いので、平常時にこそ準備を整えましょう。

まずは家族の人数と使いたい家電をリストアップすることから始めてください。

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ℹ️ 要約

この記事は2025年7月に作成されました。製品の仕様や価格は変更される場合があります。購入前に最新情報をメーカー公式サイトでご確認ください。