【台風対策グッズ】完全ガイド2025|停電・断水に備える必需品リスト
2025年、台風対策が今まで以上に重要な理由
2025年、地球温暖化の影響で 台風の大型化・強力化 が顕著になっています。
気象庁のデータによると、最大風速50m/s以上の「非常に強い」台風の発生頻度は、10年前と比べて約1.5倍に増加しています。
2024年の台風による被害総額は過去最高の1兆2000億円を記録。その内訳を見ると、事前対策をしていれば防げた被害が約40% を占めていました。つまり、適切な準備で被害を半減できる可能性があるのです。
私も2019年の台風19号で、準備不足による恐怖を経験しました。
停電で真っ暗な中、割れそうな窓ガラスの音におびえながら過ごした一夜は、今でも忘れられません。
その経験から、 「台風は必ず来る」前提での準備 の重要性を痛感しています。
台風接近時系列でみる対策スケジュール
48時間前からの準備タイムライン

- 台風進路の確認(気象庁HP、アプリ)
- 食料・水・電池の買い出し
- ガソリン給油
- 現金の準備(ATM使用不可に備え)
- 飛ばされそうなものを片付け
- 雨戸・シャッターの点検
- 排水溝の掃除
- 窓ガラス飛散防止対策
- 浴槽に水を貯める
- 携帯充電100%
- 非常用品の最終確認
- 避難場所・経路の確認
- 外出を控える
- 窓から離れる
- 停電に備える
- 情報収集を継続
カテゴリー別!台風対策グッズ完全リスト
1. 窓ガラス飛散防止対策
注意
台風被害で最も多い怪我は、飛散したガラスによるもの。風速40m/sを超えると、小石でも窓ガラスを貫通する威力があります。事前の飛散防止対策は必須です。
おすすめ商品①:飛散防止フィルム
3M スコッチ 飛散防止フィルム SH2CLAR
- 透明度:99%以上(貼っても気にならない)
- UVカット率:99%
- 耐用年数:10年以上
- 価格:2,980円(90cm×180cm)
- ガラスを中性洗剤で完全に脱脂
- 霧吹きで薄い石鹸水をガラスとフィルムに噴霧
- 中央から外側へ空気を押し出しながら貼る
- 仕上げにドライヤーで密着させる
おすすめ商品②:養生テープ
寺岡製作所 P-カットテープ
- 跡が残りにくい特殊粘着剤
- 手で簡単に切れる
- 価格:398円/巻
情報
「米」の字に貼るのが基本。縦・横・斜めにテープを貼ることで、ガラスが割れても飛散を最小限に抑えられます。ただし、これは応急処置。本格的な対策には飛散防止フィルムを推奨します。
2. 浸水・雨漏り対策
土のう・水のう
吸水土のう アクアブロック
- 水を吸うと20kgに膨張
- 再利用可能(乾燥させれば元通り)
- 保管場所を取らない(使用前は400g)
- 価格:10枚セット 4,980円
- 玄関・勝手口に3段積み
- 排水溝周りに設置
- エアコン室外機の周囲
- 地下・半地下への階段
防水シート・ブルーシート
萩原工業 エコファミリーシート
- 厚手#3000(一般的な#2000より丈夫)
- UVカット加工で長持ち
- ハトメ付きで固定しやすい
- サイズ:3.6m×5.4m
- 価格:2,480円
3. 停電対策グッズ
2024年の台風15号では、最大72万世帯が停電。復旧まで最長2週間かかった地域もありました。最低3日分、できれば1週間分の停電対策 が新たな基準となっています。
ポータブル電源
第1位:Jackery ポータブル電源 1000

- 容量:1002Wh(スマホ約100回充電)
- 出力:1000W(ドライヤーも使用可)
- 充電時間:約7.5時間
- 価格:139,800円
ポイント
- スマートフォン:約100回充電
- ノートPC:約12回充電
- 扇風機(30W):約30時間
- LED照明(5W):約180時間
- 小型冷蔵庫(60W):約15時間
第2位:EcoFlow RIVER 2 Max
- 容量:512Wh
- 特徴:60分で80%急速充電
- 価格:64,900円
非常用照明
パナソニック LED懐中電灯 BF-BG20F
- 電池寿命:約60時間(エボルタ使用時)
- 防水性能:IPX4
- 価格:1,480円
各部屋に1つ、廊下に1つ、トイレに1つは最低限必要。天井から吊るせるランタンタイプがあると、両手が使えて便利です。100均のLEDライトも予備として有効。
4. 情報収集・通信機器
防災ラジオ
ソニー ポータブルラジオ ICF-B99
- 手回し充電・ソーラー充電対応
- スマホ充電可能
- LEDライト付き
- 価格:8,980円
地域の防災無線周波数、NHK第1・第2、地元FM局の周波数を防水メモに書いて、ラジオと一緒に保管しておきましょう。停電時でも確実に情報収集できます。
5. 生活用水確保
給水タンク・ポリタンク
岩谷マテリアル ウォッシャブルタンク 20L
- 蛇腹式で収納コンパクト
- コック付きで使いやすい
- 抗菌加工
- 価格:2,980円
情報
- 飲料水:1人1日3L
- 生活用水:1人1日10L(トイレ・手洗い等)
- 4人家族3日分:156L必要 → 浴槽(200L)+ポリタンク数個で対応
住居タイプ別の重点対策
マンション・アパート(特に高層階)
注意
- 風速が地上の1.5〜2倍
- エレベーター停止で孤立
- 水圧低下で断水しやすい
- ベランダの物が凶器に
必須対策:
- ベランダの完全片付け(植木鉢も室内へ)
- 窓ガラス強化(飛散防止フィルム必須)
- 1週間分の水・食料備蓄
- 階段昇降用の靴を玄関に
一戸建て住宅
重点ポイント:
- 雨戸・シャッターの点検整備
- 屋根瓦・アンテナの固定確認
- 雨どい・排水溝の清掃
- 庭木の剪定・支柱補強
沿岸部・河川近く
追加対策:
- 高潮・洪水ハザードマップ確認
- 貴重品の2階への移動
- 車の高台避難
- 避難タイミングの早期判断
年代別・家族構成別の追加準備
乳幼児がいる家庭
- 紙おむつ1週間分
- 粉ミルク・液体ミルク
- 離乳食(レトルト)
- 抱っこ紐(避難時用)
- 子供の気を紛らわすおもちゃ
高齢者がいる家庭
- 常備薬2週間分
- 介護用品の予備
- 簡易トイレ多めに
- 懐中電灯を各部屋に
- 緊急連絡先の大きな掲示
ペットがいる家庭
情報
- キャリーケースを玄関に準備
- フード・水を多めに確保
- トイレシート追加購入
- 鑑札・迷子札の確認
- かかりつけ医の緊急連絡先
台風通過後の注意点
絶対にやってはいけないこと
注意
- 暴風域を抜けてもすぐに外出しない(吹き返しの風)
- 切れた電線には絶対に近づかない
- 増水した川・用水路に近づかない
- 屋根の確認は専門業者に依頼
安全確認チェックリスト
- 家族の安否確認
- 建物の被害状況確認(写真撮影)
- ライフラインの確認
- 近隣の状況確認
- 保険会社への連絡
よくある質問
よくある質問
Q1. 台風対策はいつから始めればいい?
Q2. 窓ガラスにダンボールを貼るのは効果ある?
Q3. 車はどこに避難させるべき?
Q4. 停電時、冷蔵庫の食材はどうする?
Q5. ペットと一緒に避難所に行ける?
台風対策グッズ購入優先順位
予算に応じた段階的な準備をおすすめします:
| 予算 | 優先購入品 | 商品例 | 概算金額 |
|---|---|---|---|
| 〜1万円 | 最低限の安全確保 | 養生テープ、懐中電灯、ラジオ、水 | 8,000円 |
| 〜3万円 | 基本的な対策 | 上記+飛散防止フィルム、ポリタンク、非常食 | 25,000円 |
| 〜5万円 | 安心レベル | 上記+土のう、ブルーシート、モバイルバッテリー | 45,000円 |
| 5万円〜 | 完全対策 | 上記+ポータブル電源、発電機 | 10万円〜 |
まとめ:台風は必ず来る。準備は今すぐに
台風対策は「してもしなくても同じ」ではありません。
適切な準備があれば、被害を最小限に抑え、家族の命と財産を守ることができます。
- この記事をブックマークして、買い物リストを作成
- 最低限必要な「養生テープ」「懐中電灯」「水」を今週中に購入
- 家族で避難場所と連絡方法を確認する
「まだ大丈夫」と思っているうちに台風シーズンは始まります。
今年こそ、完璧な準備で台風を迎え撃ちましょう。
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この記事は2025年7月に気象防災アドバイザー監修のもと作成されました。台風情報は気象庁の最新情報を必ずご確認ください。