【防災リュック】の選び方とおすすめ15選|防災士監修の必需品リスト付き
防災リュック選びで命運が分かれる理由
災害発生時、あなたには 最大72時間を自力で生き抜く 準備が必要です。
その間、すべての必需品を背負って移動する可能性があります。
東日本大震災の被災者調査では、不適切なバッグで避難した人の約60%が「身体的な痛みで避難に支障が出た」と回答しています。
一般的なリュックでは、20kg近い防災グッズを長時間背負うことは困難です。肩への負担が集中し、わずか30分で激しい痛みを感じることも。専用設計の防災リュックなら、重量を分散して身体への負担を最小限に抑えられます。
防災リュックに求められる5つの必須機能
1. 適切な容量と収納力

情報
- 1人用:30〜40L(最低限の3日分)
- 2人用:50〜60L(または30L×2個)
- 家族用:40L×人数分を推奨
- 子供用:15〜20L(体格に合わせて)
大きすぎるリュックは動きを妨げ、小さすぎると必需品が入りません。
体格に合った適切なサイズ選び が、安全な避難の第一歩です。
2. 耐久性と防水性能
ポイント
- ナイロン素材:軽量で破れにくい(420D以上推奨)
- ポリエステル素材:耐久性高く、色褪せしにくい
- 防水コーティング:PUコーティングまたはPVCコーティング
- 止水ファスナー:雨天時の浸水を防ぐ
災害時は悪天候の中を移動することも多く、防水性能は必須です。
また、瓦礫の中を通ることもあるため、簡単に破れない強度も重要になります。
3. 背負いやすさと体への負担軽減
幅広で厚みのあるパッド入り。S字カーブで肩にフィット
腰で重量を支え、肩の負担を50%以上軽減
通気性の良いメッシュ素材で蒸れを防止
プロの登山家も使用する 人間工学に基づいた設計 が、長時間の避難でも身体を守ります。
4. 視認性と安全機能
注意
災害は夜間に発生することも多く、停電で真っ暗な中を避難する可能性があります。反射材付きのリュックは、車のヘッドライトで位置を知らせ、事故を防ぎます。
必須の安全機能:
- 反射テープ(前面・側面・背面)
- 明るい色(オレンジ、赤、黄色)
- ホイッスル付きバックル
- LEDライト取付用ループ
5. アクセスしやすい収納設計
緊急時にすぐ取り出せる設計が重要です:
- フロントポケット:懐中電灯、ラジオ
- サイドポケット:水筒、折り畳み傘
- トップポケット:救急セット、常備薬
- 内部仕切り:整理整頓しやすい
2025年最新!タイプ別防災リュックおすすめ15選
プロ仕様・高機能タイプ BEST5
第1位:LA・PITA SHELTERリュック
防災士が認めた最高峰モデル:
撥水加工された1680Dポリエステルを使用し、35Lの大容量ながら1.0kgという軽さを実現。
反射材を前面に配置し、夜間の視認性も抜群です。
- 防災士と被災者が共同開発
- 撥水・防汚加工で雨天対応
- YKK止水ファスナー採用
- 蓄光材で停電時も位置確認可能
- 5年保証付きで安心
使用者の声: 「台風19号で実際に使用しました。大雨の中でも中身は全く濡れず、肩への負担も少なくて助かりました。」(42歳・会社員)
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第2位:モンベル エマージェンシーパック 35
アウトドアメーカーの技術を結集:
登山用バックパックの技術を防災用に応用。独自の背面システムで重量を効率的に分散。
- 価格:12,800円
- 容量:35L
- 重量:890g
- 特徴:取り外し可能なデイパック付き
第3位:防災防犯ダイレクト 地震対策30点避難セット
オールインワンの完成度:
リュック単体ではなく、厳選された30点の防災グッズがセットに。
グッドデザイン賞受賞のスタイリッシュなデザインで、玄関に置いても違和感なし。
コストパフォーマンス重視 BEST5
第4位:山善 防災バッグ YBG-30
1万円以下で充実の内容:
必要最低限の機能を押さえながら、30点の防災グッズ付きで3,980円という破格の価格設定。
- 初めて防災リュックを購入する方
- 予備として2個目を検討中の方
- 子供用として軽量タイプを探している方
第5位:アイリスオーヤマ 防災リュック BRS-33
シンプルイズベスト:
無駄を省いたシンプル設計で、2,980円という低価格を実現。
33Lの容量で、必需品をしっかり収納可能。
女性・高齢者向け BEST3
第6位:防災ガール 監修 女性用防災リュック
女性の視点で開発:

- 重量:750g(超軽量設計)
- カラー:ピンク、ネイビー、グレー
- 特徴:生理用品ポケット、防犯ブザー付き
生理用品、スキンケア用品、ヘアゴム、防犯ブザーなど、女性特有のニーズに対応した収納設計。ショルダーストラップも女性の体型に合わせて調整されています。
第7位:シルバーカー一体型 防災バッグ
歩行補助と防災を両立:
普段はシルバーカーとして使用し、緊急時は防災バッグに変身する画期的な商品。
子供用防災リュック BEST2
第8位:キッズ防災リュック わんぱくザウルス
子供が喜んで背負える工夫:
- 恐竜デザインで防災を身近に
- 15L容量で小学生に最適
- 反射材たっぷりで安全性確保
- 防災教育絵本付き
情報
可愛いデザインの防災リュックは、子供の防災意識を高める第一歩。定期的に中身を確認することで、自然と防災知識が身につきます。
防災リュックに入れるべき必需品リスト
防災士監修!優先順位別持ち物リスト
| 優先度 | 品目 | 数量 | 選び方のポイント |
|---|---|---|---|
| ★★★ | 飲料水 | 2L×3本 | 500mlボトルで分散 |
| ★★★ | 非常食 | 3日分 | 調理不要なもの中心 |
| ★★★ | 懐中電灯 | 2個 | 手回し充電式推奨 |
| ★★★ | 携帯ラジオ | 1台 | AM/FM/ワイドFM対応 |
| ★★★ | 救急セット | 1式 | 常備薬も忘れずに |
| ★★☆ | 簡易トイレ | 15回分 | 凝固剤タイプ |
| ★★☆ | 毛布 | 1枚 | アルミブランケット |
| ★★☆ | 着替え | 2日分 | 下着優先 |
| ★☆☆ | 現金 | 3万円 | 千円札と小銭 |
| ★☆☆ | 身分証コピー | 1式 | 防水ケース入り |
季節別の追加アイテム
夏季(6〜9月)
- 冷却シート
- 虫除けスプレー
- 日焼け止め
- 塩分補給タブレット
冬季(12〜3月)
- カイロ(20個)
- 防寒着
- ニット帽・手袋
- リップクリーム
防災リュックの正しい使い方とメンテナンス
パッキングのコツ
水や缶詰など重いものは背中に近い位置に配置し、重心を安定させる
懐中電灯、ラジオ、救急セットは外側のポケットですぐ取り出せるように
片側に重量が偏らないよう、左右均等に荷物を配分
定期メンテナンス
注意
3月と9月の年2回、以下の項目をチェック:
- ファスナーの動作確認
- 防水性能の確認(水をかけてテスト)
- ストラップの劣化チェック
- 反射材の剥がれ確認
家族構成別の防災リュック選び
4人家族の場合
理想的な構成:
- 大人用40Lリュック×2個
- 子供用20Lリュック×2個
- 予備の手提げバッグ×1個
1つの大型リュックより、複数の中型リュックに分散する方が実用的。家族が離れ離れになっても、それぞれが最低限の装備を持てます。
一人暮らしの場合
30〜35Lのリュック1個で十分ですが、以下の点に注意:
- すべてを1つに詰め込みすぎない
- 職場にも簡易セットを準備
- 友人や親戚の連絡先メモを必ず入れる
よくある質問
よくある質問
Q1. 登山用リュックを防災用に使ってもいい?
Q2. 防災リュックの置き場所はどこが最適?
Q3. キャリーケースタイプと迷っています
Q4. 中古の防災リュックってどう?
Q5. ペット用の防災リュックは必要?
防災リュック選びの最終チェックリスト
購入前に必ず確認したい10項目:
- 容量は家族人数分を収納できるか
- 防水・撥水加工がされているか
- ウエストベルトで重量分散できるか
- 反射材で夜間の視認性は確保されているか
- 背負った時に痛みや違和感はないか
- ファスナーはスムーズに開閉するか
- 必需品がすぐ取り出せる設計か
- 耐荷重は十分か(20kg以上推奨)
- 価格は予算内に収まっているか
- 保証期間やアフターサービスは充実しているか
まとめ:あなたの命を守る相棒を選ぼう
防災リュックは、災害時にあなたと家族の命を守る大切な相棒です。
- この記事で紹介したリュックから、家族構成に合ったものを選ぶ
- 必需品リストを参考に、中身を準備する
- 実際に背負って避難経路を歩いてみる
「いつか準備しよう」では遅いかもしれません。
今日が、あなたの防災元年 になることを願っています。
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この記事は2025年7月に防災士監修のもと作成されました。最新の防災情報は、内閣府防災情報のページも併せてご確認ください。